リッチェッリ〜!!

aoakame2006-03-05


ついに開幕。先週とうって変わって素晴らしいお天気の下、晴れやかな気分で久しぶりにMTBで味スタへ向かう。


試合開始前の進行と演出が微妙に変わり、練習開始時にベンチ入り選手全員を紹介することに。怪我をしていたジャーンが外れて増嶋がメンバー入り、空いた外国人枠を使ってなんとリチェーリがスタメン入り!!「エメルソン」並(笑)のスピードを持つとの噂は本当なのだろうか??


開幕ゲストはアコーディオン奏者のCOBAと元ドイツ代表のボーデというよく分からない顔ぶれ。(意外と)それなりに盛り上がったのちにいつもどおりのユルネバ→コールで試合開始。


メンバーは
GK:土肥復活。
DF:徳永・増嶋・モニ・ノリオの4バック(若い!)
MF:梶山・伊野波・今野
FW:リチェーリ・ササ・ルーカス


先週の甲府戦と同じく快調な滑り出し。細かくパスが回って時折大きなサイドチェンジが混じりSBが攻撃参加していく形。トリニータを完全に押し込んでしまう。去年までは相手を押し込むにしても、今野らの強烈なプレスの連続で主導権を握っていった感じだったけれど、ガーロ東京はボールを回して追い込んでいくスタイル。ジーコの日本代表と同じように目指すところはブラジルスタイルなのだろう。


PSMと違うのはスピード豊かなリチェーリの存在。エメルソンとはタイプは全然違うけれど確かに早い。サイドを走ってボールに絡む姿は戸田に近い。巧い戸田(笑)ってのが一番しっくりくるような仕事ぶりで、早速得点に絡む。15分過ぎに、ボランチから出た裏への長いグラウンダーに追いつきサイドからクロス、中でササが合わせて先制!!しばらくしてからまたカウンターで裏に抜けて、今度は飛び出した西川の股を抜いてシュートを流し込み2点目をゲット!!その後も精力的に走り回って交代するまで危険な存在であり続けた。


あと目立ったのは1.5列目気味で働いたルーカス。昨年までのDFを背負うスタイルは不向きだったんだろう。ボールを持って前に向けるこのタスクの方が合っているのかもしれない。攻守に渡る素晴らしい奮闘ぶりはケリーのようだった。


後半は大分の反撃にもあったけれど、ガーロはなかなか動かない。終盤になって傷んだリチェーリに代えて同じくスピード系の川口信男を投入。彼もなかなかの動きでチャンスに絡む。最後に疲れの出たルーカスに代えて憂太IN。本当はリチェーリとの組み合わせで憂太を見たかったけれど、まあ良しとしよう。後半はスコアレスのまま終了し、2−0で快勝。当然のように不敗神話を更新♪♪


快勝はしたものの、まだまだガーロの目指しているサッカーにはほど遠いと思う。得点のシーンは共にカウンターの展開だったし、後半はかなり危ないシーンもあった。ただ、裏を返せばまだまだ伸びしろがあるということ。3ボランチ気味の中盤も、完成されたらJ屈指の重厚さを持つんじゃあないかという期待感を与えてくれたし。


まずは幸先良く1勝。2、3節と観ることができなそうなのは残念だけれどまだまだシーズンは長い。この先の進化を大いに期待しよう。