[レコード]

まだまだ暑いけれどもう秋。
夜になると虫の声が聴こえてくるし間違いなく夏は終わり。
こんな季節にはBOSSA以上JAZZ未満な音が聴きたくなる。そんな気分にしっくりくるのがこの1枚。デュークピアソンの有名なBLUENOTE盤。


B−2に収録のBOSSAナンバー「サンダリアデラ」が有名。この曲はいろんなコンピレーションに収録されていて耳にすることが多いけれど、あんまりアルバム全体で聴くことは少なかった。今日はA面から通して聴いてみた。


A面はアンディベイらが参加したJAZZVOCALな曲が中心。うって変わってB面は前述の曲も含め、フローラやアイルトをはじめとしたブラジル人アーティストが参加したBOSSAナンバーが中心。今の気分だとやっぱりB面がぴったりくる。


ジョビン作品のタイトル曲はピアソンのピアノソロ。続くB−2「サンダリアデラ」はフローラらが加わったダンサブルな名曲。でも、ブラジル人だけの演奏に比べるとどこかほの暗い空気感が感じられるのがこのアルバムの良いところ。同じ空気感のまま最後のジョビン作品で締めくくられる。黒地にマーガレットの花が浮き出たジャケットもぴったりくる。最近CD化もされたはずなので、一度アルバムとして聴いてみることをお勧めします。(できればアナログで。)



ハウ・インセンシティヴ+1(紙ジャケット仕様)

ハウ・インセンシティヴ+1(紙ジャケット仕様)



ところで、ジャケ裏のクレジットを見ると、B面のベースに「BEBETO」とあるけれど、タンバのベベートなのかな??