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東京ゴール裏(どっちかというと勢いのあるときに)で歌われる「東京〜 ラララ ラララララ〜」って曲、その名もブラジル。この前の新潟戦でも歌われていて、その途中からイケイケが例のコール「ダッニロゥ・ダッニロゥ」をかぶせて歌ってすごく面白かった。
原曲の「BRASIL」は、ビールのCMにも使われていたし、普段ブラジル音楽を聴かない人でも一度は耳にしたことがある名曲。当然多くのカバーがあるわけだけれども、僕が一番気に入っているのはジョアンジルベルトがカエターノとジルと共演したこのバージョン。ジョアンでいえばモントルーでのソロライブ音源も素晴らしいし、2年前の初来日時に横浜で聴いた生演奏も感動的だった。
ボサノバからブラジル音楽に入った僕としては、ボサノバ人脈じゃないカエターノやジルが参加していることに(ちょっぴり)不安を感じながらレコードに針を落としたのだけれど、流れてきたギターのカッティングと3人のユニゾンに鳥肌が立つぐらい感動してしまった。続く「ALL OF ME」での3人のユニゾンや故郷バイーアを讃える2曲も「BRASIL」に負けず劣らず素晴らしい。
「ボサノバだけがブラジル音楽ではない」ということ同時に「ジョアンジルベルトの音楽こそがボサノバなのだ」ということを同時に教えてくれる本当に素晴らしい1枚。
ジョアンのアナログ盤のなかでは見つかり易く値段もそれほど高くないし、もちろんCDならすぐ聴ける作品なのでおススメです。
- アーティスト: ジョアン・ジルベルト
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1998/11/26
- メディア: CD
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